四⽉の永い夢
元教え⼦との遭遇、染物⼯場で働く⻘年からの思いがけない告⽩。そして⼼の奥の⼩さな秘密。――喪失感から緩やかに解放されていく初海の⽇々が紡がれる。
私たちTokyo New Cinemaは、⾃主制作映画から始まり、⾃主配給や早くからクラウドファンディングを導⼊して、WIT STUDIOとの製作など独⾃の⼿法で取り組んできました。東京国際映画祭の2年連続受賞を経て、アジアやヨーロッパの国際映画祭で受賞する作品を制作してきました。全員映画業界で活躍する20-30代の若⼿で、その活動は⽇本貿易機構(JETRO)からも評価され、2019年度のカンヌ・フィルムマーケットでも⽇本を代表する映画製作会社の⼀つとしても選ばれました。TNCは作品性・社会性の⾼い作品を制作しており、世の中に作品を届けています。
2012 | 『Calling』ボストン国際映画祭 最優秀撮影賞 |
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2014 | 『愛の⼩さな歴史』東京国際映画祭 スプラッシュ部⾨⼊選 |
2015 | Tokyo New Cinema創業/法⼈化 『⾛れ、絶望に追いつかれない速さで』東京国際映画祭 スプラッシュ部⾨⼊選 |
2016 | WIT STUDIOと共同製作開始(『四⽉の永い夢』〜) |
2017 | 『四⽉の永い夢』モスクワ国際映画祭 メインコンペティション部⾨W受賞(国際映画批評家連盟賞・ロシア映画批評連盟特別表彰) 『四⽉の永い夢』台北映画祭 アジアプリズム部⾨ |
2018 | 海外共同製作開始(『オルジャスの⽩い⾺』〜) |
2019 | 『わたしは光をにぎっている』モスクワ国際映画祭 特別招待 『静かな⾬』釜⼭国際映画祭上映 キム・ジソク賞ノミネート 『オルジャスの⽩い⾺』釜⼭国際映画祭 オープニング作品 『静かな⾬』東京フィルメックス コンペティション部⾨観客賞 |
2020 | 佐近圭太郎監督初長編『東京バタフライ』公開 ドラマ制作開始 ・Tokyo MX『スポットライト』第2話「春が終わる」 ・BS⽇テレ『Memories〜看護師たちの物語〜』 ・Hulu『息をひそめて』 |
2020.8.26 | 文藝別冊『ポン・ジュノ』に中川龍太郎監督のエッセイ『闇と見つめ合うー「殺人の追憶」をめっぐって』が掲載されました |
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2019.10.30 | 『映画芸術』11月号に社会学者・宮台真司さんと中川龍太郎監督の対談が掲載されました |
Tokyo New Cinemaではオリジナルの脚本を作り、物語を紡いできました。
中川⿓太郎監督⻑編最新作『静かな⾬』では宮下奈都さん原作完全映画化に挑戦しました。
元教え⼦との遭遇、染物⼯場で働く⻘年からの思いがけない告⽩。そして⼼の奥の⼩さな秘密。――喪失感から緩やかに解放されていく初海の⽇々が紡がれる。
「閉店します」の貼り紙、⼀夜で壊される建物、路地から消える⼦どもたちの声−−− 今、⽇本は発展や再開発の名のもとに、⼤きく変わろうとしている。<失われてゆくもの>を、感謝を込めて丁寧に送り出すことで、前へ進もうとする主⼈公は、現代に⽣きる私たちに⼤切なものが終わる時にどう向き合うかを、まっすぐな瞳で伝えてくれる。
⼤学の研究室で働く、⾜を引き摺る⾏助は、“たいやき屋”を営むこよみと出会う。だがほどなく、こよみは事故に遭い、新しい記憶を短時間しか留めておけなくなってしまう。こよみが明⽇になったら忘れてしまう今⽇という⼀⽇、また⼀⽇を、彼⼥と共に⽣きようと決意する⾏助。絶望と背中合わせの希望に彩られたふたりの⽇々が始まった・・・。
株式会社Tokyo New Cinema代表取締役。北海道生まれ、東京都町田育ち。ハーバード大学研究室在籍中にプロデューサーを務めボストン国際映画祭にて最優秀撮影賞を受賞。帰国後、第27回東京国際映画祭にて入選、続けて同映画祭にて2年連続入選、第39回モスクワ国際映画祭にて国際批評家連盟賞とロシア映画批評家連盟特別表彰のダブル受賞を果たし、第24回釜山国際映画祭オープニング上映を飾る。医学・芸術を含む多彩なバックグランドからの起業と展開によりHUFFPOSTにて「映画界のテスラ」と期待される。UCLAビジネススクールUniJapan Executive Educationプログラム修了、青山大学総合文化政策学部協力教員。