《作品紹介》アンカットWS短編映画『三途を渡って』配信!(佐近圭太郎監督)

『東京バタフライ』の佐近圭太郎が監督を務めた、芸能プロダクション「アンカット」の俳優の方々と制作したワークショップ短編映画『三途を渡って』を配信開始!

アンカット所属のWS参加者全員が出演する「今後の活動の幅を広げる映像宣材」を作ることを目的に制作。コロナ禍でオンラインでのオーディションが増加するなか、個々の俳優の魅力を生かした役を演じてもらい、これまでアピールできなかった面を効果的に映像に残すことを目指しました。

5つの話から成る全編46分の物語。ぜひご覧ください!

■イントロダクション

未練を残したまま死んでしまった男女5人が、とある空間に集められた。
「49日後、天国へ行く前に一度だけ現世の人間の夢の中に行くことができます。」

年も疎らな男女が廊下に並べられた椅子に座っている。
スーツ姿の門番から申請書を手渡され、記載するように言われる。
そこには、いくつかの質問が書かれていた。

半信半疑の男女達は、門番との面談の中で、自身の「死」を受け入れ始める。なぜ自分たちはここに集められたのか・・・全員に共通するのは「現世での後悔と未練がある」ことだった。


■ストーリー

▼第一話「届かない人」
事故死した安藤友朗(47)は、天国にいく前に、生前に婚活パーティーで一目惚れした平野亜紀(36)に会いに行く。平野は安藤のことを覚えておらず、戸惑いを隠せない。安藤は平野に想いを伝え、最後のお願いをするが・・「僕が告白するので、嘘でいいので、OKしてもらえませんか。」

第二話「ある愛の形」
不倫相手に殺された武本健嗣(40)は、恨み節を最後に告げようと、殺人罪で拘置所に入っている当人・西谷七海(20)に会いにいく。なぜ自分が殺されないといけなかったのかと西谷に問うが・・

▼第三話「世界でひとつだけの花」
アイドルを目指す鈴川(20)と、その活動を応援していた母・奈津子(61)。不妊治療の末、高齢出産で産んだ娘のアイドルになる夢を応援していた矢先に事故で亡くなった奈津子。死の直前に奈津子は鈴川と整形の話をめぐって親子喧嘩をしていた。奈津子は愛する娘を励ますため、夢の中で会いに行くが、そこには整形を終え、違う顔になった娘の姿があった。

第四話 「ネタ合わせ」
加藤と野村は芸人でコンビを組んでいた。加藤が芸人を辞めると言い出したことをきっかけに3年前に解散。野村はピン芸人として事務所に残り、加藤は一般職の正社員になった。それ以来、互いに遠慮して連絡をしていなかった。加藤は俳優業を辞め、正社員雇用で働き始め、結婚し、子供も授かり、安定した生活をしている。

▼第五話「それでは、さようなら。」
最愛の人にもう一度会えるとしたら、どんな言葉を残すだろう。奥村の婚約者であった成澤は、別れの言葉を告げられぬまま、ある日突然帰らぬ人となる。成澤は一人にしてしまった謝罪と共に、最後の別れを告げに行くことを決意。奥村と再会した成澤は、最愛の人への想いを綴った手紙を読み上げる。


■クレジット

出演  河野安郎・・・三途川区配属 門番

▼第一話「届かない人」
出演  安藤広郎 平野舞
脚本  末木はるみ

▼第二話「ある愛の形」
出演  武本健嗣  西谷菜々恵
脚本  末木はるみ

▼第三話「世界でひとつだけの花」
出演  鈴木奈津子 鈴川琴音
脚本  佐近圭太郎

▼第四話「ネタ合わせ」
出演  加藤千尚 野村陽介
脚本  渡邊健悟

▼第五話「それでは、さようなら。」
出演  奥村アキラ 成澤優子
脚本  佐近圭太郎

製作統括  佐藤立郎
撮影監督  村松良
録音/整音  内田雅
助監督   渡邊健悟

ロケ地協力 吉祥寺櫂スタジオ
製作協力  株式会社アンカット
制作    Tokyo New Cinema
監督    佐近圭太郎


■監督プロフィール

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ディレクター、プロデューサー。日本大学藝術学部映画学科監督コースを首席卒業、監督作『家族の風景』福岡インディペンデント映画祭2014最優秀作品賞主演男優賞、TAMA NEW WAVE映画祭2013特別賞&主演男優賞受賞。監督作『女優 川上奈々美』ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018入選、米国アカデミー賞公認ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2018入選。TOKYOGAMESHOW2017にて、VR動画『母ご乱心編』を企画・制作、GMOインターネット ブランディング動画、第21回日経フォーラム世界経営者会議OP映像、DieByForty『紅葉』MV(忍成修吾主演)を担当する。


■”映画を通した豊かなかかわりを紡ぐ”「あずまや」

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