中川龍太郎監督の原点となる連作映像エッセイ。なぜ『走れ、絶望に追いつかれない速さで』や『四月の永い夢』が生まれたのか 。コロナ禍で社会の動きが止まったかのように見えた2020年初夏。最新作Huluオリジナルドラマ『息をひそめて』に繋がっていく、中川龍太郎が取り組んだ"終わらないドキュメント"。
画家の自画像は自分の顔を描く。映画監督にとっての自画像とは、その眼差しに映った世界を切り取ることなのではないだろうか。中川の目を通して描き出される様々な人間の生き様。見過ごされていく日々の日常の細部を再発見していく映像エッセイシリーズ。
